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日本人参加者も!コロナ規制、ワクチン義務化反対デモ「ワールドワイド・フリーダム集会」

今世界中でコロナの規制や制限、ワクチン義務化に反対するデモが起こっていますが、先週20日(土)1~4pmに行われた「World Wide Freedom Rally」もその内の1つ。「World Wide」の名のとおり、世界中の都市で同じ日に行われる大規模なデモで、2020年から定期的に行われています。

この 「World Wide・・・」と名付けられたデモは過去バンクーバーでも何度か行われていて、比較的人数も集まる傾向にありますが、今回は寒かったということ、そして会場の Art Gallery 広場が毎年恒例のクリスマスツリー設置工事により大部分を占領されてしまっていたことなどもあり、参加人数はいつもより少なかったように見えました。

ちなみにバンクーバーでは2020年4月から各地区でデモが始まり、反対派同士の合併が繰り返され大規模化されつつも、仲間割れによる分裂が起こるなどし、現在バンクーバーでは複数のグループがそれぞれ別の日時、場所で分かれて活動をしている状態です。

仲間割れはなぜ起こる?

タマオ

なんで反対派の人たち同士で仲間割れするの?

同じ反対派の中にも異なる意見を持つ者がおってそれらが衝突することもあるんじゃが、それ以外にも、反対派の組織が一致団結しないよう、巨大化し過ぎないように「Controlled Opposition」と呼ばれる存在がデモの中でわざと問題を起こすなどし分裂させることが実はあるんじゃよ。

タマ博士

Controlled Opposition という存在
「Controlled Opposition」とは、反対派の立場で活躍する政府側の存在のことを言います。目的は政府の政策に反対する側の組織を鎮圧、もしくは狙い通りの方向に導かせること。政策を実現するために、多数派の(正)派と少数派の(反)派を準備し、最終的に両側を統合した本来の目的でもある(合)を遂行する手法は「(ヘーゲルの)弁証法」と呼ばれ、歴史上古くから今日に至るまで利用されており、この時に(反)を率いるのがまさに「Controlled Opposition」。これはビジネスの世界ではマーケティングの手法としてもよく利用されます。

ゲストスピーカー

メインステージでは、活動家をはじめ、医療関係者や航空関係者などがゲストスピーカーとして呼ばれ、熱いスピーチで観客を沸かせました。

  • Erin Nunweiler - Flight Attendant - Free2Fly
  • Svetlana DallaLana - Ezra Wellness
  • Amanda - Recreational Therapist - Frontline Workers Speak Out!
  • Bert Mayo, Markus Ray - & Police on Guard Team Members
  • Laura Lynn Tyler-Thompson - Laura Lynn & Friends
  • Odessa Orlewicz - Librty.com & Liberty Talk Canada
  • Tanya Gaw - Action4Canada
  • Joshua Lemmens - Indigenous Patriot - Emergency Prep
  • Poppis - Headsman - Peoples of the Salmon
  • Mohan Singh - Activist - No Farmers, No Food!
  • David Lindsay - Activist- C.L.E.A.R

日本人参加者

バンクーバーのデモ参加者は、最初の頃はほとんどが現地の人でしたが、最近は中国人や日本人などアジア人の姿もチラホラ見かけるようになりました。今回のデモでは10~15名ほどの日本人を見かけることができました。

何名かの日本人に、「なぜデモに参加したのか」「現在の心境について」など聞いてみたのでいくつかの回答を紹介します。

  • 今のカナダの強引なコロナ政策に我慢できない
  • 同じ心境の日本人の知り合いを作りたかった
  • 仕事で仕方なくワクチンを打ったが、3回目、4回目などの強制に恐怖を感じている
  • 子供にワクチンやマスクを強制する社会に疑問を持ち始めた
  • コロナに関する全ての規制や制限に疑問を持っている
  • カナダの規制に我慢できず日本に帰国することを決断した
  • どの程度の参加者がいるのか様子を見に来た
  • ワクチン未接種により学校に行くことができなくなり不満を抱えている
  • 今後どのような流れになるのか、色々な人の意見を聞きに来た

安全性

バンクーバーのデモは他の一部の国と比べて安全と言えると思います。毎回、多くの警察に見守られながらデモは行われ、デモ参加者に対する攻撃的な発言や行為を見かけるとすぐに警察がやってきて止めに入ります。デモ活動自体は法的に認められており全ての人に参加する権利がありますので、警察はそれを守る義務があるというわけです。

しかし、行進の際に窓から罵倒の声をぶつけてきたり、卵を投げてきたり、水をかけてきたりなどの場面があったのは事実。多数派に対して反対の意を唱えれば、とかく反発は起こるものですから、そういう意味ではリスクがないとは言えないかもしれません。

少なくとも過去約20ヵ月の間、多くのデモ、集会、行進において、怪我を負うような事件に繋がったことはないので、同じ心境の人と話したい、つながりたいなどと思っている人は、気軽な気持ちで立ち寄ってみても良いのではないかと思います。

過去のデモの写真

過去バンクーバーで行われたデモの写真です。

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hiro

Tamago TimesのWebやライター担当。2006年からバンクーバーに滞在。日本ではずっとWeb関連、カナダではワーホリ、留学生などへの情報案内やサポートをしながら、副業としてWeb作成やメンテナンス、デザイン、写真/動画の撮影・編集をしながら生活。執筆分野は主にIT、ガジェット、IT、現地情報、留学、ビザ、動物など。

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