2月27日(9:01pm PT)よりカナダ入国における制限が一部緩和されると本日発表がありました。ただし今回の緩和は残念ながら未接種者にとっては大きな緩和とは言えません。緩和の内容は下記のとおりです。
緩和内容
到着後の検査
去年11月30日にオミクロン対策として一時的に再実施された到着後の空港での検査が不要となります。引き続きランダムで選ばれた人のみ検査が必要となりますが、その場合でも検査結果が出るまでの隔離は不要となります。ワクチン未接種者に関しては引き続き到着後検査は必須ということになりますが、以前の状況を見ている限り、100%の確率で検査対象となるとは限りません。
出発前の陰性検査ラピッド抗原テストの選択肢を追加
ワクチン接種者/未接種者に関わらず、出発前72時間前までの陰性検査(PCRなどの分子検査)証明に加え、出発前24時間以内のラピッド抗原テスト(Rapid Antigen Test)が選択肢に追加。これにより従来よりも安く、早く、手軽に検査結果を取得することができるようになります。
トラベル衛生勧告をレベル3 からレベル2に
今回の案内により正式に、不必要な旅行の自粛が解除となります。とは言っても、今までも“自粛の推奨”となっていただけで特に移動制限があったわけではないため、実質旅行におけるプロセスに変更はありません。
ワクチン未接種者の規制・制限
今回の規制緩和は主にワクチン接種者に対してで、ワクチン未接種者にとっては嬉しいニュースとは言えません。そもそもワクチンが感染を防ぐものではないという公式的な事実が存在するのにも関わらず、これほどまでにワクチン未接種者を悪者扱いするカナダ(だけじゃないですが)の政治とそれに加担するメディア、そして普通に受け入れる社会には本当に愕然とします。
ワクチン未接種者に関しては、カナダ入国において下記の規制が引き続き行われます。
- 出発前の陰性検査証明の提示(PCRなどの分子検査 or ラピッド抗原テスト)
- 到着後14日間の隔離
- 到着後の検査
ワクチン接種/未接種に関係なく、全ての規制・制限が解除され、自由に生活できる日が戻ることを願うばかりです。
参考サイト
Government of Canada lightens border measures as part of transition of the pandemic response
www.canada.ca/.../government-of-canada-lightens-border-measures-as-part-of-transition-of-the-pandemic-response.html