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5月2日より|陸路でのアメリカ入国で ESTAの申請が義務化

日本人などビザの申請が不要な国籍の旅行者が、飛行機やクルーズなど空路や海路でアメリカに入国する際は渡航の72時間前までに ESTAの申請が必要ですが、陸続きのカナダやメキシコから車やバス、電車などを使用して陸路で国境を超える場合、今まではESTAの代わりに、「I-94W(緑の入国カード)」の記入と $6 USDの「I-94W手数料」の支払いが必要でした。しかし、2022年5月2日より、「I-94W」が撤廃され、陸路での渡航においてもESTAの申請が義務化されることとなりました。

DHS(Department of Homeland Security)のサイトでは、2022年5月2日から適用と書いてありますが、CBP(U.S. Customs and Border Protection)の方には 同年10月1日からと案内されているため、もしかしたらしばらくの間は移行期間として、ESTA未申請の人に関しては従来の I-94Wの記入で対応するなどしてくれるかもしれません。

ただし、ESTAの申請を行っていたとしても、$6 USDの支払いと指紋や顔写真の提出などの入国審査は今まで通り必要となるため、過去90日以内にこれらの手続きを行っている場合を除き、毎回国境で車を降りてオフィスで入国手続きをしないとならないことに変わりはありません。ちなみに、$6 USD の支払いに関しては「CBP One」と呼ばれる公式アプリから行えるようです。

CBP One スマホアプリ

ESTA申請

ESTAの公式サイトは日本語もサポートしているため、申請は必ず公式サイトから行うようにしましょう。中には代行業者による日本語の ESTA申請サイトも存在し、これらのサイトを通して申請すると通常の申請料+手数料が発生します。

ESTA公式サイト(esta.cbp.dhs.gov)

参考サイト

Department of Homeland Security
federalregister.gov/documents/2022/04/01/2022-06366/implementation-of-the-electronic-system-for-travel-authorization-esta-at-us-land-borders

U.S. Customs and Border Protection
cbp.gov/newsroom/national-media-release/cbp-expands-esta-requirements-visa-waiver-program-travelers

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hiro

Tamago TimesのWebやライター担当。2006年からバンクーバーに滞在。日本ではずっとWeb関連、カナダではワーホリ、留学生などへの情報案内やサポートをしながら、副業としてWeb作成やメンテナンス、デザイン、写真/動画の撮影・編集をしながら生活。執筆分野は主にIT、ガジェット、IT、現地情報、留学、ビザ、動物など。

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